それでも、心の支えになる「何か」
世の中のみんなが少し不安で、何かをちょっとずつ我慢しているこの頃。
最近、「こういう時だからこそ芸術が必要なのだ。だから手厚く補償しないと。」ってな感じの文言を目にするわけです。
絵を描いている身からしたら「そーだそーだ!こういう時だからこそ芸術だ補償しろ!」って、声高に叫ばなければならないのかもしれない。
でも、どうしても心の底からそうは言えなかったんですよ。いくら絵描きだからと言って、この世の中に私ができることはほんとに少ない。
みんな芸術を使って得たいものは何かなと考えると、「穏やかな気持ち」「情熱」「感動」といろいろあるでしょうが、家に閉じこもって人との関わりを持ちにくい状態で、多くの人が望むものって、「芸術を通した人との繋がり」かなと。自粛生活のイタリアの人達がベランダから歌ったり、Twitterで歌手がコラボしたり、そういうのを見ていると、そう思うんですよ。
そんなわけで、少し絵を描く気持ちから遠ざかっていたのですけどね笑
絵をほっぽらかして、映画を貪り観る日々を抜けて、初心にかえり、ちょっとメンタルが弱かった若かりし頃を思い出してみました。
あの頃、私は絵を描きながら、絵に向かって様々な不安に対する祈りを捧げていました。「お願いします。この不安な気持ちを浄化させてください…」と。
もしかしたら、そういう精神状態の人も沢山いるんじゃないかなと思ってきたわけです。
多くの人のためには要らないけど、誰かの心には寄り添えて、支えになる一枚が描けるなぁと。
ということで、またせっせと鉛筆を削ったりしております。
私の一枚の絵が、心のお守り代わりになれるのなら、喜んでお手伝いさせていただきますね。
TwitterのDMからでも、お問い合わせからでも、ご相談ください( ¨̮ )
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