強さってなんだろう?

親御さんなら、ほとんどの人が自分の子に「強く育って欲しい」とお思いでしょう。

弱いよりは強い子、できないよりはできる子…と漠然と、そちらの方がいいものだと思ってしまいますものね。子どもの将来を考えると。

では、皆さんの思い浮かべる「強さ」って具体的にどんなものだと考えてらっしゃいます?

悪いやつを倒すヒーローのような強さ?自分の身を守る護身術?だまされないための賢さ?

どれも、あったほうがいいっちゃあったほうがいい「強さ」ですよね。

でも、私が子どもたちと過ごしながら、これが「強さ」だなと感じたのは、自分も辛いけどそれでも目の前にいる大切な友達が泣いている時、なんとか励まそうと必死になっている姿です…。

とある日、お母さんのお迎えが遅くてある子の友達が泣いていました。その子は友達を笑顔にしようと必死におどけて見せたり、遊びに誘ったり。でも、やっと友達のお母さんが迎えに来た後、その子も友達が帰ってしまった寂しさと、お母さん恋しさとで泣いてしまいました。

そんなあの子の姿を見ていたら、生きていく上で必要な強さってこういうことかもしれない、と思ったんですよね。

誰か大切な人の辛さを理解して、思いやったり助けたりできるのが本当の「強さ」なんじゃないかなと。

この子、将来大丈夫なのかしら…とお思いの皆さん。目の前にいるお子さんの、本当の「強さ」に、是非目を向けてみてください。

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